AWS EC2のOS毎の料金比較

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導入

AWSのEC2では、オンデマンドインスタンスでは、従量課金で利用することができる。RHEL等のライセンスが必要なOSもライセンス料金込みで利用可能です。OS毎の汎用インスタンスの料金を整理してみました。

東京リージョンのOS毎の料金比較

2023/08時点の東京リージョンのOS毎の料金は以下の通りです。
性能が悪いインスタンスタイプではライセンス料金による差が大きいですが、性能が良いほどライセンス料金による差が少なくなっています。
※インテルのCPUのみ。ARMは除いています。

T3インスタンスファミリー

インスタンス
タイプ
Linux料金
(ドル/時間)
RHEL料金
(ドル/時間)
Windows料金
(ドル/時間)
t3.nano0.00680.0114
t3.micro0.01360.07360.0228
t3.small0.02720.08720.0456
t3.medium0.05440.11440.0728
t3.large0.10880.16880.1364
t3.xlarge0.21760.27760.2912
t3.2xlarge0.43520.56520.5824

M6iインスタンスファミリー

インスタンス
タイプ
Linux料金
(ドル/時間)
RHEL料金
(ドル/時間)
Windows料金
(ドル/時間)
m6i.large0.1240.1840.216
m6i.xlarge0.2480.3080.432
m6i.2xlarge0.4960.6260.864
m6i.4xlarge0.9921.1221.728
m6i.8xlarge1.9842.1143.456

M7iインスタンスファミリー

インスタンス
タイプ
Linux料金
(ドル/時間)
RHEL料金
(ドル/時間)
Windows料金
(ドル/時間)
m7i.large0.13020.19020.2222
m7i.xlarge0.26040.32040.4444
m7i.2xlarge0.52080.65080.8888
m7i.4xlarge1.04161.17161.7776
m7i.8xlarge2.08322.21323.5552

M7i-flexインスタンスファミリー

インスタンス
タイプ
Linux料金
(ドル/時間)
RHEL料金
(ドル/時間)
Windows料金
(ドル/時間)
m7i-flex.large0.123690.183690.21109
m7i-flex.xlarge0.247380.307380.42218
m7i-flex.2xlarge0.494760.624760.84436
m7i-flex.4xlarge0.989521.119521.68872
m7i-flex.8xlarge1.979042.109043.37744

注意点

t2→t3、m5→m6iへのインスタンスタイプ変更は、ENAドライバーのバージョンアップ等が必要となる可能性があるため、運用中のインスタンスのインスタンスタイプ切替時はご注意ください。

参考サイト

オンデマンドインスタンスの料金 - Amazon EC2 (仮想サーバー) | AWS
オンデマンドインスタンスについては、お客様が使用された EC2 インスタンスの料金のみのお支払いとなります。オンデマンドインスタンスを使用することにより、ハードウェアのプランニング、購入、維持に伴うコストや手間が省け、高額な固定費となりがち...

まとめ

コンテナ開発やアプリケーション開発等の開発用サーバなど、性能が悪いインスタンスタイプを利用する場合は、無償のOSを利用することによって、ランニングコストを削減することができそうですね。ただし、OS毎に様々な部分で設定方法が異なる部分も多いので、状況に応じてコスト削減策として利用してください。

追加情報

2024/1に東京リージョンでM7i・M7i-flexのインスタンスファミリーが利用可能になりました。

2024/4にRHELの料金体系が変わるそうです。詳細は以下のサイトをご参照ください。

RHEL Pricing – Amazon Web Services
AWS customers can quickly deploy and scale compute resources with flexible purchase options for Red Hat Enterprise Linux...
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