Redmineのプロジェクトステータスの使い方

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導入

Redmineのプロジェクトのステータスは、有効・終了・アーカイブ・削除(物理削除)があります。それぞれのステータスで、Redmineの振る舞いがどのように異なるのかを整理してみました。1つのRedmineで複数のプロジェクトを管理する場合等の参考にしてください。

プロジェクトのステータスと可視性

プロジェクト(以下PJ)のステータス毎のプロジェクトの情報(チケットやWiki)の可視性は以下になります。

アカウント権限と操作\現在のPJのステータス有効終了アーカイブ削除
システム管理者(PJステータス変更)×
システム管理者(PJ情報閲覧)△(プロジェクト名のみ)×
一般利用者(PJ情報閲覧)××
全アカウント(PJ情報更新)×××

プロジェクトのステータスと利用状況

プロジェクトのステータス毎の利用状況は下表のとおりです。

ステータス利用状況状況例
有効・プロジェクト利用中・開発プロジェクト中
終了・更新する必要がなくなった時
・閲覧はしたいが更新させたくない時
・開発プロジェクト終了後の保守期間
アーカイブ・まず閲覧することはないが、念のため保管しておきたい時
・ディスク容量の心配がない時
・利用者に過去PJを意識させたくない時
・システム監査
削除・データ自体を削除したい
・利用者に過去分を見せたくない時
・ディスク枯渇時
・監査のためのデータ保管期間超過時
・誤ってプロジェクト作成時

まとめ

Redmineは課題管理や不具合管理に使っていく上で同様の事象が発生した際のノウハウを蓄積していくのに適したシステムになります。そのため、基本的には有効→終了のみを利用しいつでも閲覧できるようにしていく方が望ましいかと思います。現在はストレージ価格が安くなっていることもあり、プロジェクトの削除はお勧めしません。

Redmineのプロジェクトは乱立すると管理が煩雑になりますので、プロジェクトのステータスを利用し、データ整理しつつ利用することで、属人化しないためのノウハウを蓄積していきましょう。

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