初心者向け新NISA(2024年)枠のおすすめ投資先

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導入

初心者向けに新NISA(2024年)枠のおすすめな投資先をまとめてみました。毎年投資枠の上限ギリギリまで埋めることは難しいので、できる範囲にはなると思いますが、日本円への全額投資(円での銀行預金)では、インフレ/物価上昇による資産の目減りに対抗できないため、投資は必須になります。自分の資産状況に応じて、無理せずに余裕資金で投資しましょう。投資は自己責任でお願いします。

前提条件

  • 短期的な利益を追い求める投資ではなく、数十年単位での投資を行うことでの長期投資
  • 積立投資枠120万円/年、成長投資枠240万円/年に投資可能な20代後半~40代の社会人の想定
  • 初心者のため、自分にどういう投資が向いているかがわからない想定
  • 長期投資する前の前提として、以下の資金が確保されている想定
    • いつでも利用可能な場所(現金・電子マネーまたは普通預金口座)に1~2ヵ月分の生活資金(日々使用するお金)がある
    • 比較的すぐに取り出せる口座(普通預金口座または定期預金口座)に6ヵ月分の生活防衛資金(何かあった際に使用するお金)がある
    • その他既に予定している突発的な出費の確保ができている
    • 上記を除いても、まだ余裕資金がある

ポートフォリオ(積立投資枠)

おすすめ投資法

積立投資枠120万円/年は、10万円/月になります。

積立投資枠は投資先が限られるうえ、積み立てが必須のため、投資信託で「ドルコスト平均法」を有効活用できるように「インデックス投資」を行います。

どのインデックスに投資するかが悩むところですが、最も一般的な米国インデックスである S&P500連動する投資信託に5万円/月を投資し、全世界の株式に投資可能なインデックスであるMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資信託に5万円/月を投資することをおすすめします。

米国株(S&P500)インデックス投資

米国株のインデックスであるS&P500に連動する投資信託に投資する根拠は、以下2点です。

  • 世界的に事業を行っている企業が多いため、「一人負け」する可能性が低い。
    • もちろん下がる可能性もありますし、下がる金額もそこそこありますが、他のインデックスも下がっている可能性が高いです。
  • 米国はしっかりと法整備されているため、政治的な原因での大暴落は起こりづらい。
    • 発展途上国の方が発展する可能性は高いですが、クーデターが起きたり、テロが起きたり、金融封鎖などが起きたりといった政治的な原因による大暴落が発生する可能性があります。
  • 暴落時にまた上がることを信じやすい。
    • 過去のチャートを見ると、右肩上がりになっており、何回か一時的に暴落しているが、すぐに持ち直している歴史があります。インデックス投資では暴落時に売ってしまうことで利益を逃す人が多いですが、過去のチャートから再度上がることを信じることができるため、今後暴落した時に狼狽して売ることを防ぐことができます。

全世界株(MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス)インデックス投資

全世界株のインデックスであるMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資信託に投資する根拠は、以下2点です。

  • どこの国が発展/没落するかが不明
    • 現在最も安定成長している米国や、世界的に人口が多いインドや中国やその他発展途上国など、今後数十年先にどこの国が発展するかが不明なため、全世界の株式に分散して投資しておくことで、全ての国の経済成長を享受することができます。
  • 世界的に事業を行っている米国株にも相当額投資が可能
    • 全世界株の中の投資先に相当な割合で米国株を含んでおり、メインの投資先が米国株になります。メインの投資先が米国株が良い理由は、S&P500に投資する根拠と同じです。

投資信託例

以下は上記の投資先に該当する投資信託の例になります。

  • S&P500:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • 全世界株:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

ポートフォリオ(成長投資枠)

おすすめ投資法

成長投資枠は240万円/年あります。積立投資枠の投資先は最適解である可能性が高い投資法のため、そのまま成長投資枠に当てはめることにするのもおすすめですが、投資力向上のため、以下の2種類の投資法を試してみることをお勧めします。

  • インデックス投資(配当金あり)
  • 株主優待投資/高配当株投資

インデックス投資(配当金あり)

積立投資枠の投資先としておすすめした「投資信託でのインデックス投資」は最適解である可能性が最も高い投資法ですが、最終的に取り崩していかないと使えないため、貯めた後の使い方が難しい投資です。そこでおすすめできるのが、ETF(上場投資信託)を利用した定期的に配当金があるインデックス投資になります。以下が該当するETFの例になります。

  • インデックス投資(配当金あり):MAXIS全世界株式(2559)

株主優待投資/高配当株投資

投資資金が少なめの株主にとって有効な投資方法として、株主優待がいただける株に投資する株主優待投資があります。高配当株投資はいくつか罠があり、初心者には難しいため、株主優待がいただける株のうち比較的高配当な株を選ぶくらいをおすすめします。以下が該当する優待株の例になります。

  • 株主優待投資:日本マクドナルドHLDG(2702):100株
  • 株主優待投資:コジマ(7513):100株
  • 株主優待投資:KDDI(9433) :100株

まとめ

上記のような組み合わせで、新NISAの枠を埋めてみることによって、現時点ではどの投資法に向いているかわからない初心者にも様々な投資法が体験でき、自分に合った投資法を見つけることができます。自分に合った投資法が見つかったら、それに注力するもよし、引き続きおすすめ投資法を続けるもよし、自己責任で投資していきましょう。

なお、投資を始める前に以下の用語は勉強しておきましょう。

  • ドルコスト平均法
  • ノーロード
  • インデックス投資(パッシブ投資)
  • 権利落ち日
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