導入
新社会人として働き始めた皆さんへ。
私自身の実体験をもとに、将来きっと役に立つ「お金の使い方」を7つにまとめました。
これからの人生をより良くするために、自分の頭で判断し、できることから実践してみてください。もちろん、新社会人以外の方にも役立つ内容があるはずです。
初任給や初ボーナスで「大切な人」にプレゼントを贈ろう
最初に手にした給料やボーナスは、ぜひ感謝の気持ちを込めて、家族や恋人、恩師など「大切な人」にプレゼントを贈ってみましょう。
これはただの贈り物ではなく、「社会人としての第一歩」を記憶に刻む特別な体験になります。
また、プレゼントに使うことで、残りのお金でやりくりする感覚が自然と身につき、生活コストの感覚を鍛えることにもつながります。
家賃は収入の1/3〜1/4が目安
家賃は毎月かかる「固定費」の中でも特に大きな支出です。無理のない範囲で、収入の1/3〜1/4程度に収めるようにしましょう。
ただし、安すぎる物件は治安や生活環境に不安が残ることも。安さだけで選ばず、「安心して休める場所」であることも重視しましょう。
なお、実家暮らしは金銭的には非常に合理的です。浮いた家賃分は、しっかり貯蓄や投資に回しましょう。
毎月収入の1割は「先取り貯蓄」しよう
収入の1割を目安に、毎月自動で貯蓄しましょう。給与振込口座の自動振り分けや銀行の定期積立サービスを活用すれば、手間なく続けられます。
最初の1年ほどは「生活防衛資金」として、すぐ使える形で銀行に置いておくのが安心です。
貯蓄は「お金をあればあるだけ使ってしまう」習慣を防ぐ第一歩でもあります。
ただし、若いうちは貯めすぎず、「経験」や「自己投資」にも積極的に使いましょう。
毎月1万円以上を「自分への投資」に使おう
特に若いうちの自己投資は、人生に大きなリターンをもたらします。最低でも月1万円は、自分のスキルや健康、教養に使いましょう。
おすすめの投資先は以下の通りです。
- 仕事に役立つ本(3~5冊/月)
- 資格取得(FP3級、簿記3級など)
- 健康投資(定期歯科検診、予防医療、矯正など)
- 見た目への投資(営業職などに有効)
- ひとり旅で異文化体験
注意点として、「なんとなく」で使うお金=浪費とは分けて管理しましょう。浪費を否定する必要はありませんが、自己投資とは目的が異なります。
最低3ヵ月は家計簿をつけて「感覚と実態のズレ」を把握しよう
新生活では、初期費用やプレゼントなど一時的な出費も多く、1ヵ月だけでは生活費の実態がつかみにくいものです。
3ヵ月続ければ、平均的な支出パターンが見えてきます。
特に以下のような「固定費」は必ず確認しておきましょう:
- 家賃
- 通信費(携帯・インターネット)
- 水道光熱費
- 保険料
- サブスク代(Netflix、Spotify等)
不要な固定費をここで見直しておけば、以降の生活がぐっと楽になります。
毎月1回、自分の「資産総額」を確認しよう
家計簿とは別に、毎月決まった日に「自分の資産額」を把握しましょう。
銀行口座や証券口座の残高を表計算ソフト(Excel/Googleスプレッドシートなど)に記録していくだけでOKです。
この習慣があると、無意識に使いすぎてしまう「パーキンソンの法則」から逃れやすくなり、資産管理の意識が自然と高まります。
証券口座を開設しよう(投資は後からでもOK)
投資を始めるかどうかに関係なく、まずは証券口座を開設しましょう。
おすすめのネット証券:
- 楽天証券:日経新聞が無料で読める
- マネックス証券:無料オンラインセミナーが豊富
- SBI証券:最大手で安定感あり
もし生活防衛資金が十分にあり、余剰資金が貯まっているなら、NISAやiDeCoについて2〜3冊本を読み、少額から投資を始めてみるのも良いでしょう。
まとめ
新社会人のお金の使い方は、将来の自分をつくる「土台」です。
- 大切な人への感謝
- 固定費の管理
- 自動貯蓄と自己投資
- 数字の見える化
どれも小さな行動の積み重ねですが、やっている人とやっていない人では、数年後に確実に差がつきます。
一歩ずつ、自分のペースで始めてみましょう。