FIRE(Financial Independence, Retire Early)の種類と方法

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FIRE(Financial Independence, Retire Early)とは

近年の資産運用の浸透により、FIRE(Financial Independence, Retire Early)という単語が聞かれるようになりました。FIREとは何か、今までの早期リタイアとは何が違うのか?調べてみました。

FIRE(Financial Independence, Retire Early)とは、経済的独立による早期退職のことをいいます。そして、経済的独立とは、生活のための資金を会社等に依存せずに暮らせることをいいます。そのため、基本的には生活に必要な資金が資産運用によって、賄えるようになっていることをいいます。

4%ルール

FIREの話では、「4%ルール」という単語もあわせて聞くことが多い。トリニティ大学の教授ら3名が行った研究(通称:トリニティスタディ)で、最も資産を長く永らえられる方法を調査しています。

その中で得られた結果から株式50%、債券50%に投資をし、資産の4%を毎年取り崩して生活していくことが最も資産を長く永らえられるとされています。

そのため、資産の4%が1年間の生活に必要なお金よりも上回ることでFIREが達成できるという話に繋がっていきます。

資産の4% > 1年間の生活に必要なお金 = FIRE達成

ただし、将来何が起こるかは誰にもわかりません。上記研究も過去のデータを用いているため、今後も変わらず、4%取り崩していっても資産が減らないとは限りません。妄信的にならず、あくまでも過去のデータで裏付けされている研究として参考程度にしましょう。

FIREの種類

よく言われるFIREの種類は以下の4種類となります。Full FIREやSide FIRE、フルリタイアやセミリタイア等の言葉との比較も整理しました。

種類内容他の言い方1他の言い方2
Fat FIRE資産収入のみで生活(普通に生活可能)≒Full FIRE≒フルリタイア
Lean FIRE資産収入のみで生活(生活資金を切り詰めた状態)≒Full FIRE≒フルリタイア
Coast FIRE資産収入のみで生活可能+遊興費を労働収入で賄う≒Side FIRE≒セミリタイア
Barista FIRE資産収入+アルバイト≒Side FIRE≒セミリタイア

暴落対策

  • 現金プール(生活防衛資金)活用法
  • 生活費削減法(4%以下化)

現金プール(生活防衛資金)活用法

生活防衛資金を現金プールとし、暴落時には取り崩さずに現金プールから利用する方法になります。投資をする際には数か月~数年の生活に必要な現金を生活防衛資金として残しておくことが望ましいとされています。

ただし、今が暴落時だと判断することが難しい等、難点はあります。例えば、暴落から回復した際に、生活防衛資金(現金プール)を補充するために4%以上引き出す必要があるため、トリニティスタディの想定から外れてしまいます。

生活費削減法(4%以下化)

資産の2~3%程度で暮らす方法になります。前述のトリニティスタディのデータでは、4%取り崩してもよいとされていますが、さらに少ない資金で生活ができるのであれば、資産が減る確率を抑えたり、資産が持続する期間を長くしたりできます。ただし、実現のためには生活費を削減したり、必要な資産を増やす必要があるため、ハードルは高いでしょう。

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