導入
投資信託とETFと個別株投資の特徴を比較してみた。それぞれの商品の良さや悪さを把握して自分に適した投資に役立ててください。なお、投資は自己責任です。投資によって得をすることもありますが、損をすることもあります。
結論
それぞれの投資スタイルにあった商品を選ぼう。
- 1度購入したらずっと持ち続ける長期投資には、「投資信託」が適している。
- 流動性(売りやすさ)も確保しておきたい場合は、「ETF」が適している。
- 短期間で資産倍増の夢を追うなら、個別株投資が適している。
比較表
投資信託 | ETF | 個別株投資 | |
流動性(売りやすさ) | △ 1日1回 | 〇 市場が開いている場合はいつでも売れる。 | 〇 市場が開いている場合はいつでも売れる。 |
再投資のしやすさ | 〇 自動的に再投資される投資信託が多い。 | △ 手作業で分配金の再投資が必要。 | × 手作業で配当金の再投資が必要。 |
コスト | △ 毎日、信託報酬という運用手数料がかかる。 | △ 毎日、信託報酬という運用手数料がかかる。昔は投資信託よりも信託報酬が安いETFが多かったが、今は投資信託と大差ない。 | 〇 毎日かかるコストはなし。 |
単価 | 〇 1円から購入可能。 | △ 1口ずつ購入できるため、比較的安い。 | × 日本株の場合は特に1回あたりに売り買いできる最低単位(単元株数)が決まっている。累積投資等の例外もある。 |
分散投資 | 〇 投資信託に含まれている複数の銘柄に自動的に分散投資できる。 | 〇 ETFに含まれている複数の銘柄に自動的に分散投資できる。 | × 1銘柄ずつしか買えない。 |
倍増率 | △ 数倍~数十倍になることはほぼない。 | △ 数倍~数十倍になることはほぼない。 | 〇 良い銘柄を見つけて投資できると、数倍~数十倍になることもしばしばある。 |